3年ぶりのHAWAII...2000年、辰年にどんとが旅立ち、
12年一巡りしてまた辰年がやってきた。仏教では13回忌。  
久々のHAWAII、ヒロ上空にくると、マウナケア、マウナロア、フアラライ、の三山がはっきりとクリアに見える。
ワイピオからハマクアコーストに至る深い緑と流れ落ちる瀧、紺碧の海… 
こんなにクリアなハワイ島は、2000年に、どんとの遺灰を抱いて日本に帰った時以来。
マウナケア頂上の天文台までよく見える。



そのときの風景が海の幸の<虹の島>という唄になったことを思い出した。
すばらしくクリアなHAWAII島がみえてくると、懐かしい想いなのか、
胸がきゅ〜んとなる。そして歓喜!魂が喜んでいる!



2001年に、この島に戻ってきた時今はなき、HAWAIIの国宝的チャンターである
アンクルジョージナオペと素晴らしい時を過ごした想い出のケアウホウビーチホテルに宿泊。
日本で一度ちょこっと出会っただけの私をアンクルは
このホテルに招待してくれ、ディナーをごちそうしてくれ、私のために唄ってくれた。
どんとの一周忌のために神聖なマイレのレイを捧げてくれた。

どんとが最も尊敬しliveを見たがっていたその人が…
アンクルは、本当のALOHAの心を私に見せてくれた。
駐車場まで送ってくれたアンクルのバンドのメンバーが
<アンクルにマイレレイを捧げられたということは、YOU GOT EVERYTHING!>
と言っていたのを思い出す。
 
そして、その帰り深夜のクアキニハイウェイをサウスコナに向かって帰る時、
どんとの<おめでとう>を大音量で聴きながら、アンクルのあまりの愛の大きさと、
どんとに対する<おめでとう!>の気持ちと、いろんなことで胸がいっぱいになって、
ひとり号泣しながら帰ったことも、懐かしく思い出した。

それは、ついきのうの事のようでもあり、遠い昔のことのようでもある。
すでにアンクルもどんとのいる世界へといってしまったけれど、
アンクルから貰ったマイレレイは、今も家のどんとの祭壇に飾ってある。



美しいコナ、ケアウホウのサンセット。アンクルは、いつもここで、この夕日をみていたはずだ。

どんとが最後にきた海。ホナウナウ。赦しの聖地。ウミガメがよってくる。
どんとは亀が大好きだった。



そして2012/1/27!ついにどんとの13回忌法要。
このお寺、ヒロ本願寺とも深いご縁。
どんとと一緒に初めてここのボンダンスに来たのが1998年だった。
どんとは、このお寺に入って、お経を詠んでいた。



そして2000年、どんとがヒロ病院で息を引き取る時に、
お経を読みにみてくれたのもここのお坊さん。
ヒロの葬儀場での仮通夜も、ここのお坊さんだったし、一周忌、三回忌、
そして2009年の命日法要もここ。
13回忌法要は、ここしか思い浮かばなかった。







ちいさかったラキタがどんとの唄を唄う。
日本からやってきてくれたどんとファンの方々! 波フラをおどってくれるシスターズ。
いろんなご縁のハワイの方々も参列してくれる。
どんとファンからお花も届いている。本当にみんなに愛され祝福され、
どんとは幸せだ。そしてどんとの縁が時を越えて広がり、
皆が繋がってそれもまた幸せ。
幸せの大循環は、これからもどんどん広がってゆくだろう。

翌日のどんとツアー。
レインボー滝の上の森へ、はじめて入ってみた。
ものすごい聖地。精霊たちの森をぬけて、滝の上へ…



滝の上の川に、マイレの葉を捧げた。
その聖なる葉が、滝壺までながれていくのを見守った。
うまく、流れにのっていった。
この滝の裏の洞窟には、月の女神ヒナが住んでいる。
彼女に手をひかれて、どんとはあの世に旅立った。
ヒナは、魂をあの世に導く女神でもある。
ヒロ病院のすぐ裏手がこの場所…

ヒロ病院の玄関の壁画。世界の宗教がひとつであるmessage.


 

そして入り口には、虹の絵… 
ここは素晴らしい病院でした。

それからどんとが倒れたボルケーノへ… 陽光のもと、火山の女神ペレに
マイレのレイを捧げる。ハワイアンたちが祈りをささげる場所で…


 

どんとが倒れたボルケーノハウスは、素晴らしい伝統あるホテルだったが今は
閉鎖されている。庭にまわるとどんとが倒れたTEAラウンジとロビーが見える。
ここが閉鎖されているのは、なにかとても変なかんじがする。

ここで記念写真をとると、不思議なことに、目にはなにもみえないのに、
ハッキリと逆虹?が映り込んでいる。
どんとツアーみんなで撮った唯一の記念写真。どんとも一緒に写ってくれたのでしょうか…
どんとからのプレゼント!!<虹を見たかい?>



どんとツアーのしめくくりは、パホアで、どんとの大好きだったタイ料理!
どんと人生最後のディナーはここだった。  

そしてその夜のお楽しみ!カラパナにある
ネイティブハワイアンのコミュニティー<カヴァBAR>にて、LIVE!
ここの首長であり、ネイティブハワイアンの独立運動のリーダーでもある
アンクルロバートの息子でウクレレ奏者のPUNAとsession.
ラキタが、ここでもどんとの唄をうたってくれる。



踊って、唄って、sessionして、さいこうにHAPPYな夜!

そしてすべての行程終了。
ホリディの始まり。温泉のあるカポホへいく途中にダブルレインボウ!

このあと、森を走ると、目の前に虹の根元があらわれる。初めての体験。



目の前から虹が立ち上がっている。

すべて終了! 
おめでとう!どんとからのmessageかな?  



この13回忌を終えて、
HAWAIIはもうこれでいいかな、完結、と思っていたけれど、
この島との繋がりはもはや切れる事はないんだろう…
これから、確実に何か始まってゆく気配がある…